四季折々の自然に癒される、都立家政にある森のカフェレストラン〈GARDEN SQUARE〉が街にもたらすもの。
新宿線
都立家政駅

四季折々の自然に癒される、都立家政にある森のカフェレストラン〈GARDEN SQUARE〉が街にもたらすもの。

新しいマンションが建ち並ぶ静かな住宅地のなかで、ひときわ存在感をしめす森に囲まれた大きな屋敷。花屋、イタリアンレストラン、カフェが融合した〈GARDEN SQUARE〉は、イタリアの田舎町に居るような空間で、四季折々の自然を身近に感じながらくつろげる“とっておきの場所”として地元で愛されていました。
GARDEN SQUARE 都立家政

神田靖仁さん 西武線在住歴55年

代々練馬区中村に住む、生粋の練馬っ子。都立家政のカフェ「モンドパーラー」も営む。

テラス席から見えるのは緑と空だけ。自然に囲まれたガーデンレストラン。

2019年10月に20周年を迎えた〈GARDEN SQUARE〉。今でこそ、レストランやカフェに花屋が併設された店が増えつつありますが、当時この界隈ではかなり斬新な営業形態でした。

「1階は花屋、2階はイタリアンレストランでスタートして、昼と夜の間にお茶ができる場所があったらいいな、と後からカフェを作りました。店がオープンした20年前は、まだ練馬にイタリアンのお店なんて全然なかったので、最初の頃は店だと思われず『ずいぶん派手な家だな』とよく言われましたよ」と、笑いながら振り返る店主の神田さん。

“イタリアの田舎町にある家”をイメージして建てられたお店は、一歩足を踏み入れると練馬に居ることを忘れ、イタリアにトリップしたような気分に。背伸びし過ぎない洗練さと素朴さとあたたかみが共存した佇まいは、すぐに地元住民の心を掴みました。そして、空間でいちばんこだわったのが、カフェやレストランからのぞむ自然豊かな中庭です。

「2階のテラスに座った時に、緑と空しか見えないように庭の木を植え直しました。今は木々が育ちすぎて、花屋の花が日陰で育たなくなっちゃいましたけど(笑)。でもそのおかげで、周囲の景色が完全に遮られ、緑いっぱいの非日常空間に仕上がりました」

春は一面、桜でピンクに染まり、散り際は床がピンクの絨毯に。それが終わると、ハナミズキやアジサイが咲き誇り、夏は新緑がまぶしく、秋は色鮮やかな紅葉が広がります。このロケーションの中でいただくランチやディナーが、地元の人たちの日々のささやかな楽しみや癒しになっています。

バーベキューからウエディングまで。親子三世代で愛される場所へ。

神田さんは生まれも育ちも、代々“練馬区中村”の生粋の練馬っ子。幼い頃からこの街に住み続けてきたからこそ、地元愛が深く、街と人とのつながりを大事にしています。

「この辺にはマンションが多いのに何もなくて、平日のランチだけでも楽しんでもらえたら……というのが、そもそもお店を作った目的でしたが、実際にそうなったかなと思います。うれしいのは、小さいお子さんとお母さんとおばあちゃんが、三世代で来てくれること。少しでもお母さんたちにリフレッシュしてもらえたらうれしいですね」

ランチやディナーはもちろん、自宅替わりにテラスを使ってホームパーティをしたり、外が気持ちのいい季節はバーベキューも楽しめたり、「思い思いに利用してほしい」と神田さん。過去には、ウェディングや法事に利用するお客さまもいたそう。訪れるたび、「今度は誰と、いつ来よう」と次の予定を立てるのが楽しくなってしまいます。

「ただのレストランではなく、地域の“集まれる場所”になれたら」

〈GARDEN SQUARE〉が20周年という節目を迎え、神田さんは新たな計画を進めているそう。

「ひとりぼっちでごはんを食べている子どもたちを集めて、“子ども食堂”を開こうと計画中です。地元農家さんの廃棄してしまう野菜を使えないか、など地元の人たちと話し合っています。餅つき大会もやりたいですね。今の子ってお餅ついたことないでしょ?」

息子さんが通う小学校のPTA会長を務めている神田さん。日頃からお母さんたちと意見を交換しあい、会議をしたりイベントを企画したりと、街への尽力は相当なもの。

「僕は地元の古い人間だから、横のつながりがあるし、街のこともよく知っている。そういう人間が動いて、新しく来た人たちに『おいでよ!』って声をかけてコミュニティを増やしていかないと。20年前と違って、イタリアンのお店はほかにいくらでもありますから。もちろんその需要は残しつつも、これからは、地元で何かあった時に『あそこ行こうか』『あの場所があるね』となるような地域のコミュニティの場にしていきたいですね」

ハレの日もケの日も、暮らしに寄り添ってくれる〈GARDEN SQUARE〉。レストランやカフェの枠を超えて、地元住民の心の拠り所にもなりつつあります。四季ごとに楽しめる美しい景色とともに、心がほっと満たされるひとときを過ごしに訪れてはいかがでしょう。

【今回ご紹介した〈GARDEN SQUARE〉について】

■住所:東京都練馬区中村南1-27-20
■電話:〈カフェ フェリーチェ〉03−3825-2992・〈ラ・ベントゥーラ〉03−3825-0611・〈華々〉03−3825-3501
■営業時間:〈カフェ フェリーチェ〉9:00~19:30LO・〈ラ・ベントゥーラ〉11:30~14:00LO(土・日11:30~14:30)17:30~22:00LO・〈華々〉10:00~19:30 
■定休日:木
■公式サイト:https://g-s.jp/

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(photo:Masanori Wada text:Ayano Sakai)

◯次回の更新は12月25日!

お気に入りスポットを聞きました!

中村八幡神社
中村八幡神社
「地元の氏神様でなにかあったら必ずお参りに行く神社です」と神田さん。2年に1度の例大祭は商店街ぐるみで賑やかに行われ、御神輿も巡行します。神田さんも毎回お神輿を担いでいるそう。
中村八幡神社
中村八幡神社
本殿は江戸時代前半のものといわれ、練馬区内でも屈指の古建築物。御手洗石に卍の彫刻があり神仏混淆時代の名残りをとどめる石造遺物として注目されています。
中村八幡神社
中村八幡神社
記念碑のまわりには、むかし若者たちが力競べに興じた力石があったり、小さいながらも見所が点在します。■住所:東京都練馬区中村南3-2-1
練馬区立中村小学校
中村小学校の校庭
神田さんの母校である中村小学校は、なんと校庭一面が芝生!「都内でも珍しい総芝生の校庭が自慢。子どもたちが校庭を裸足で走っている姿は感動モノです。転んでもすりむかないし、足腰も丈夫になる。雨上がりは芝生がキラキラ光ってきれいですよ」
練馬区立中村小学校
中村小学校の校庭
校庭の広さは約3,200平方メートルで、23区内でも最大規模の校庭芝生だといいます。芝生は、学校、PTA、学校開放利用団体、地域の協働らによって維持管理。授業や放課後利用のほか、毎年夏休みには「校庭キャンプ」なども開催しています。
練馬区立中村小学校
中村小学校の校庭
校庭を緑化するという、区の取組みを推奨するモデル校として中村小学校の芝生化がスタート。中村小学校の校庭芝生応援ソング『なかしばちゃんの歌』なるものまで存在します。■住所:東京都練馬区中村2-8-1 ※生徒、関係者以外、校庭には入れません
モンドパーラー
モンドパーラー
都立家政の商店街にある、神田さんが手掛けるカフェ。「ひとりでのんびりできる場所を地元に提供したくて作りました。時々、自分もゆっくりしに行きます」(神田さん)。照明や家具などいちから神田さんがセレクトしています。
モンドパーラー
モンドパーラー
“モンド(世界)”の名の通り、ジャンルに偏らないメニューを展開。ランチタイムは季節の野菜を使ったキッシュやグラタンなどを味わえます。夜は軽いおつまみが揃い、食事前のアペリティーボにおすすめ。夜カフェもできます。
モンドパーラー
モンドパーラー
ドルチェは店長の上原陽子さんによる自家製。定番人気のチーズケーキは、クリームチーズにリコッタチーズを加えて焼き上げた、あっさりめの口当たり。■住所:東京都中野区鷺宮3-6-9 ドリーム3号館 1F ■電話番号:03-5356-7233 ■営業時間:12:00~21:00 ■定休日:木

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