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【イベント報告】西武線沿線のおいしい魅力をお届け! 「Hanako w/ Seibu-おいしいトークショー 」レポート

「お店のコミュニティを知ることは、街を知ることにつながる」をテーマに開催された、Hanakoと西武鉄道によるタイアップメディア「Hanako w/ Seibu」。今回は、2月26日に開催されたイベント「Hanako w/ Seibu-おいしいトークショー」の模様をお届け。今回は、石神井公園〈たべものや ITOHEN〉の高橋太郎さん・紗代子さんご夫妻に、西武線沿線と地元・石神井町二丁目通り商店街のおいしい魅力をたっぷりお話しいただきました。
キャプチャ

Hanako w/ Seibu https://seibu.hanako.tokyo/

「私が出会ったお店と、その暮らし。」と題し、西武線沿線の美味しいお店や素敵なコミュニティを、店主=「ひと」にフィーチャーする形で紹介していきます。

「Hanako w/ Seibu-おいしいトークショー」に石神井公園の人気おそうざい店〈たべものや ITOHEN〉が登場!

今回のイベントに登場してくれたのは、石神井公園にある〈たべものや ITOHEN〉の店主・高橋太郎さん、紗代子さん。2013年に石神井公園に石神井町二丁目通り商店街におそうざい店をオープンし、今年の4月でちょうど10年目を迎えるのだとか。
毎日、15種類もの彩り豊かなおかずがずらりとショーケースにならび、おそうざいだけの量り売りはもちろん、おかずを選んでお弁当にしたり、定食にしてイートインも可能。忙しい毎日の生活のなかでごはんづくりが大変なとき、そっと寄り添ってくれる、石神井に暮らす人々の日常にとって欠かせないおそうざい店が〈たべものや ITOHEN〉なのです。
どうして石神井公園にお店を出すことになったのか。その理由は、石神井公園の街の魅力にありました。
「お店を出すにあたっていろいろな物件を見ていくなかで、石神井のエリアが、都会と田舎の中間地点というか、ちょうどいいなと感じたんです。公園があって緑があるのがすごく気に入ったのと、同年代の方々がお店をやっていることも大きかったですね。魅力的な個人店が多くて、そのお店同士がつながっているのを知ったんです。ここだったらいいなという思いで石神井に決めました」(太郎さん)
また、高橋さんが暮らすのは石神井公園駅から4駅先の東久留米駅。石神井公園エリアとはまた違った魅力があるようです。

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「西武線沿線は、一つひとつの駅が個性的でそれぞれに魅力があるんですね。東久留米は、石神井公園に比べるともっとのんびりしていて、緑が豊かで、帰るとほんとうにホッとするんです。落合川という小さい小川があるんですが、夏は水浴びできたり、野鳥がいたり、花や草木もあって、そういう自然に触れられる場所が日常にあるところ。おいしいものもありますし、畑もいっぱいあるんですよ」(紗代子さん)

ITOHENセレクトによる西武線沿線の「ごはん&パンのおいしいおとも」をご紹介!

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つづいて、おふたりが西武線沿線で見つけたという、おいしいものをご紹介してくださいました。トークのメインテーマは「ごはん&パンのおいしいおとも」。イベントに参加した方だけでなく、zoomでのオンライントークイベントの参加者にも事前におともセットをお送りしました。
「西武線沿線にはおいしいものがいろいろあるんです。私たちがふだんから愛用しているもの、自信をもっておすすめできるものを選んでみました。今回のセレクトのテーマはごはん&パンの“おとも”。おともって、ひとつあるだけで食卓が助かりますし、それだけで一品になったり、アレンジも工夫すると楽しいですよね。それぞれのご家庭で楽しんでいただきながら、ご自身が好きなおともをぜひ探しにお出かけしてみてください」(紗代子さん)

今回は、トークイベント会場の方にはおともを使ったスペシャルな一皿をコース仕立てでご用意。zoom参加者の方は、あたたかいごはんとパンをご自身で用意していただいて、一緒に試食しながら高橋さんご夫妻のお話をじっくりとうかがいました。

左からタルティーヌ、丸結び、ピクルス、青菜和え。タルティーヌは、キウイのジャムとパテをのせるだけ。単品でもおいしいけど、まざるとさらにおいしさが倍増。丸結びはあったかいごはんをラップにくるんで小さくキュッとしぼって一口サイズに。青唐辛子味噌をちょこっとつけ、塩はパラパラとかけるだけ完成。
左からタルティーヌ、丸結び、ピクルス、青菜和え。タルティーヌは、キウイのジャムとパテをのせるだけ。単品でもおいしいけど、まざるとさらにおいしさが倍増。丸結びはあったかいごはんをラップにくるんで小さくキュッとしぼって一口サイズに。青唐辛子味噌をちょこっとつけ、塩はパラパラとかけるだけ完成。
事前にお配りした「アリサンピーナッツバターの青菜和え」のレシピも公開! ピーナッツバターの香ばしい味わいでごま和えのような一品に。
事前にお配りした「アリサンピーナッツバターの青菜和え」のレシピも公開! ピーナッツバターの香ばしい味わいでごま和えのような一品に。
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□ 石神井公園〈ITOHEN〉 またいちのしお[焼塩]
「2022年の夏に家族旅行で福岡県の糸島へ行ったんですが、そこで出会った塩になります。『糸』がついているから〈ITOHEN〉としてはどうしても行きたかった場所なんです。焼塩という手の込んだ作り方をしていて、とてもおいしいので、シンプルな食べ方がいちばん。おむすびとか〈またいち〉さんでは、プリンにお塩をかけて出したりしてました。うちでもケーキを作るんですが、チーズケーキやキャラメルに入れたりして使っています。アイスクリームのカップに入ってるのも軽くてすごく使いやすいんです。台所に置いておいてパッと取り出せてすぐにかけられます」

□ 石神井公園〈C/C/PRESS〉 石神井バンダナ(※別注カラーブラウン)
「上石神井にある印刷屋〈C/C/PRESS〉さんのバンダナです。石神井公園の地図をトレースしたデザインで、今回は、別注のカラーでブラウンにしていただきました。お弁当を包むのにぴったりなサイズなので、ぜひお出かけの相棒に」

□ 練馬〈おか田〉 黒酢和風ピクルス 
「〈おか田〉さんの漬物の工場が、ここから車で10分ほどの距離にあるんです。仕事帰りに石神井公園駅前にあるアンテナショップでお漬物を買ったりしています。季節の野菜を使ったものや練馬大根のたくあんだったり、賞味期限は短いけれど、しゃきしゃきっと野菜がおいしい漬物です。今回は黒酢和風ピクルスということで、ごはんにもパンにも合うようなものを〈おか田〉さんと一緒に選んでみました」

□ 東久留米〈モエ〉 マダム・クレアのパテ 
「パテだけじゃなく、ソーセージとか生ハムなどを販売されているシャルキュトリーです。このパテは苦手な方でもお子さまでもすごく食べやすい味つけになっていてとてもおいしいんです。狭山にも2店舗目をオープンされたそうです」

□ 東久留米〈奈良山園〉 キウイジャム
「フルーツ農園〈奈良山園〉さんでは、季節の果物を使ったジャムを出していて、秋だと柿のジャム、夏みかんのジャム、冬はキウイがおいしいということで、キウイのジャムをお持ちしました。〈モエ〉さんのパテと〈奈良山園〉さんのジャムは東久留米駅にある〈野崎書林〉という本屋さんでも買うことができます。ローカルな食材を集めたコーナーがあったりと、駅の近くなので帰りがけに寄っています」

□ 高麗〈アリサン〉 ピーナッツバター
「〈アリサン〉という自然食品の輸入をやっている会社が高麗にあって、〈阿里山カフェ〉カフェもやられています。ここのピーナッツバターはシンプルだけど、味に深みがあっておいしいんです。このあたりはちょうどいい山がたくさんあるんです。ハイキングで行ける山もあるし、もうちょっとレベルあげて縦走できる山もあったり。山の帰りには〈アリサン〉に寄って、お茶してから家に向かいます」

□ 秩父〈新井武平商店〉 青唐辛子味噌 
「西武線終点の西武秩父駅にある、〈新井武平商店〉の青唐辛子味噌です。『秩父おなめ』という黄色いパッケージのお味噌が有名ですが、こちらはピリ辛の味つけ味噌です。パッケージもおしゃれで、山に行ったとき、帰りがけに買うお味噌です」

さらに、高橋さんたちの東久留米での休日の過ごし方をお聞きしてみると、2022年から市民農園を借りて畑仕事をされているのだとか!

「家の近くにある、体験型農園〈ぽかぽかファーム〉さんがやってる畑を1年借りてみたんです。ものすごく収穫ができて大成功。今年も借りようと思っています」(紗代子さん)

「お店をやりながらで心配だったんですけど、フォローしていただきながらなんとかやりました。じゃがいも、さといも、さつまいも、白菜、キャベツ、ブロッコリー、ねぎ、落花生などを収穫できました。いまお召し上がりいただいているほうれん草も〈ぽかぽかファーム〉のほうれん草なんですよ」(太郎さん)

地元・石神井町二丁目通り商店街のおいしい関係とは……?

そしてトークのテーマはつづいて〈たべものや ITOHEN〉が位置する石神井町二丁目通り商店街へ。この通り沿いには、精米店、八百屋、魚屋など、地域に根ざしたお店がたくさん並んでいます。そうしたお店同士のつながりや、地域を通して育まれてきた関係性などをお聞きしながら、商店街の魅力についても話してくださいました。

「物件を探していた時、ここが空いてると聞いて来てみたら、この通りがすごく気に入ったんです。車が走っているんではなくて、歩いている人がちゃんといるところ」(太郎さん)

商店街の魅力は、その「ほどよい距離感」にあるのでは、と太郎さんは話します。隣に誰が住んでいるかわからない、そんな関係性ではなく、どこか見知った人がいる商店街が近くにあれば心強いし、住み心地もよくなるかもしれません。店主と消費者という関係性を超えた、もっと親しみのある関係性が商店街にはあるのではないか。それはお店をやっているご自身も感じているそうです。

「僕らもお店をやっていて、来て買って帰るという方ももちろんいるんですけれど、お客さまが話したいと思うタイミングで話せば絶対に返ってくる。おしつけがましくなく、でも接したい。商店街ってそういうところなんじゃないかなと思うんです。ここに行けばあの顔があるなとか、そういう商店街がいいなと思ったんです」(太郎さん)

個人店が並ぶ商店街の中に位置する〈ITOHEN〉と関係のあるお店もご紹介。本サイトでも取材した〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉、美容室〈REMILIO〉、季節ごとにお餅をついて販売する〈富澤精米店〉、魚屋の〈魚隆〉、ケーキ屋さん〈菓子工房ともゆき〉さんなど。そして、この街のキーパーソンともいえるのが〈メディケアクリニック〉です。
個人店が並ぶ商店街の中に位置する〈ITOHEN〉と関係のあるお店もご紹介。本サイトでも取材した〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉、美容室〈REMILIO〉、季節ごとにお餅をついて販売する〈富澤精米店〉、魚屋の〈魚隆〉、ケーキ屋さん〈菓子工房ともゆき〉さんなど。そして、この街のキーパーソンともいえるのが〈メディケアクリニック〉です。
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「みなさんにはとてもお世話になっています。〈REMILIO〉さんには髪を切ってもらっていて、うちにおかずをよく買いに来てくれるんですが、ご自分のタッパーを持ってきてくれるんです。そこにおかずを詰めて持って帰る。近くだし何回も来てくれるので、昔の豆腐屋さんみたいなご近所つきあいがうれしいですね」(太郎さん)

この商店街は、近くの小学校の子どもたちによる体験授業の場にもなっています。〈ITOHEN〉も子どもたちを受け入れ、インタビューなどに対応しているのだとか。〈メディケアクリニック〉の長浜さんは、「すべてをつなげてくれるキーパーソン」ということで、イベント当日にも会場に駆けつけてくださいました。

「すぐ近くにある小学校では、地域とつながって子どもたちが学習できる環境をつくっていこうとしていて、そのコーディネートをしています。子どもたちが店主にインタビューをしたり、街探検を通して課題学習を行っています。うちのクリニックの職員もみんな〈ITOHEN〉さんが大好き。おいしいおそうざいやお弁当をいつもありがとうございます」(長浜さん)

人と人をつなぎ、人と街をつなぐ。そして多忙な小さなお店同士をつないでくれたそこには、やっぱり人の存在があったのでした。

オンライン参加者からは「おいしい!」のコメントがたくさん!

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太郎さん、紗代子さんのやさしいお人柄がにじみでるトークからは、石神井公園で10年かけて築いてきた街の人との関係性があらわれていました。石神井公園と東久留米のおいしいもの、ひいては西武線沿線での過ごし方もお聞きできたトークイベントも終盤に差し掛かり、読者からはたくさんの感想をいただきました。

「青唐辛子味噌が想像以上にピリッときてごはんが進みます。おいしいです」「青唐辛子味噌が美味しくてあっという間になくなりそうです!」といったコメントや「ピクルスも素材の味がいきいきしていてとても気に入りました」「黒酢和風ピクルス、はじめていただきました。とてもさわやかでおいしかったです!」など、おいしい感想もぞくぞくいただきました。
また、西武線沿線にお住まいの方からは「畑がたくさんあって収穫体験イベントに子どもを連れて行けるところが気に入っています!」というコメントや「フィリッポさん大好きです。子連れで行ってもいつでもあたたかい雰囲気で石神井公園に親子で遊びに行く帰りに寄ります!」など、お子さん連れで楽しめる街の良さについても教えてくださいました。

最後に、太郎さん、紗代子さんは10年目にして、こうしたトークイベントに出られることは初めてとのことでしたが、石神井公園でこうしてお店をやってきたことや、その理由をお伝えできてよかったと話してくださいました。

西武線沿線のおいしいもののお話をたっぷりと聞けた「おいしいトークショー」にご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました!〈たべものや ITOHEN〉という場所をきっかけに、石神井公園や東久留米のお店をぜひまわってみてください。

当日の様子はHanako公式インスタグラムのIGTVで動画公開中!

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