バジルの代わりに、玉露の出がらしをチーズにオン!
Hanako
イベント記事

【イベント報告】石神井の名店とのコラボで実現!「Hanako w/ Seibu-おいしいワークショップ-」レポート。

「お店のコミュニティを知ることは、街を知ることにつながる」をテーマに、Hanakoと西武鉄道によるタイアップメディア「Hanako w/ Seibu」。今回、本サイトでも紹介した石神井の〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉との初のオンラインイベントが開催。20名が参加した「おいしいワークショップ」の模様をご紹介します!
seibu

Hanako w/ Seibu https://seibu.hanako.tokyo/

「私が出会ったお店と、その暮らし。」と題し、西武線沿線の美味しいお店や素敵なコミュニティを、店主=「ひと」にフィーチャーする形で紹介していきます。

シェフと生産者が直接伝える、西武線沿線ならではの食のコラボレーション!

今回のイベントで、スペシャルメニューの提案と調理を教えてくれたのは、石神井公園〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉の和田慎一シェフと、武蔵関にある2号店〈オップラ! ダ ジターリア〉の池田伸路シェフのお二人。

左・池田伸路シェフ、右・和田慎一シェフ。
左・池田伸路シェフ、右・和田慎一シェフ。

〈ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ〉は、ナポリピッツァの世界大会で優勝経験を持つ岩澤正和さんがオーナーシェフを務める、本格的な窯焼きピッツァが味わえるピッツェリア。練馬産の野菜をふんだんに使ったピッツァや一品料理が絶品で、遠方からも足を運ぶ人が多い人気の一軒です。このイベントのために、西武線の食の魅力を詰め込んだ特別なメニューを考案していただきました。

さらに、今回のレシピに使う食材の生産者もイベントに駆けつけてくれました。お越しいただいたのは、狭山茶の製造・販売を行う創業100余年の老舗茶園〈宮野園〉の宮野圭司さんと、大泉学園にある〈山口トマト農場〉の山口卓さん。〈フィリッポ〉とは、お店でお二人の食材を使ったメニューを展開する間柄なんだとか。

左・宮野圭司さん、右・山口卓さん。
左・宮野圭司さん、右・山口卓さん。

スペシャルな食材と共にワークショップ、スタート!

シーケンス 0109

参加者のご自宅に届けられた材料の説明からスタート。内容は、〈山口農場〉のトマト、北海道産のモッツラレラチーズ、オリーブオイル、フィリッポ監修のスパゲティ、〈宮野園〉の玉露、〈フィリッポ〉の冷凍ピザ。オリーブオイルは、一番絞りのオイルだけをノンフィルターでボトリングした、入手困難な逸品!さらに、〈宮野園〉の玉露は100グラム1万円もする超高級品!これらの材料を使って、「水出し玉露」、「山口トマトと玉露茶葉のカプレーゼ」、「山口トマトのpizza s.t.g」、「山口トマトのフレッシュトマトソース 匠スパゲティ」の4品を作ります。

食前酒がわりに水出し玉露を淹れる工程からスタート。
食前酒がわりに水出し玉露を淹れる工程からスタート。
5分置いたら、ピッチャーにお茶を移していきます。この時点でさっそく、茶葉のいい香りがふんわり。
5分置いたら、ピッチャーにお茶を移していきます。この時点でさっそく、茶葉のいい香りがふんわり。

まずは、水出し玉露の作り方から教わりました。お茶は、お湯の温度が冷たくなればなるほど渋みや苦味が抑えられ、旨味成分が引き出されるのだそう。玉露の香りを堪能するために、氷水でお茶を淹れ、ワイングラスに注いで、画面越しにみんなで乾杯! 色づきはうっすらなのに、まろやかな甘みと優しい香りがしっかりと抽出されていて、とても美味しい「食前酒」をいただけました。

朝、畑で摘んできたばかりのツヤツヤのトマト。これが美味しいソースに変身します。
朝、畑で摘んできたばかりのツヤツヤのトマト。これが美味しいソースに変身します。
「トマトは縦ではなく、横にカットすると断面がキレイに見えますよ」と、コツを交えながらレクチャーする和田シェフ。
「トマトは縦ではなく、横にカットすると断面がキレイに見えますよ」と、コツを交えながらレクチャーする和田シェフ。
バジルの代わりに、玉露の出がらしをチーズにオン!
バジルの代わりに、玉露の出がらしをチーズにオン!

あっという間に、カプレーゼが完成! チーズの上に乗っかるのは、なんと先ほど水出し玉露で使った玉露の出がらし。苦味は全くなく、濃厚で甘いトマトにほんのり爽やかな香りが加わり、オリーブオイルの青々とした香りとチーズのクリーミーさが絶品のハーモニーを奏でます。ちなみに、「玉露の出がらしは、炊き立てのご飯に混ぜても美味しいですよ」と宮野さん。茶葉の出がらしを使った斬新なメニューに、参加者の皆さんも興味深そうに味わっていました。

次はソース作り。トマトが美味しいから材料はシンプルにトマトのみ!
次はソース作り。トマトが美味しいから材料はシンプルにトマトのみ!
トマトがくたくたに煮詰まってきたら、ソースの出来上がり。
トマトがくたくたに煮詰まってきたら、ソースの出来上がり。
パスタを絡めていきます。塩気が足りなければ、パスタの茹で汁で調整します。
パスタを絡めていきます。塩気が足りなければ、パスタの茹で汁で調整します。
材料はトマトとニンニクのみ。超シンプルなのに絶品!
材料はトマトとニンニクのみ。超シンプルなのに絶品!

パスタソースの材料は、トマトと香りづけのニンニクと塩少々のみと超シンプル。トマトの甘みが濃厚だから、全然物足りなさを感じないほど美味しく仕上がりました。参加者からも、「シンプルなのに超おいしい!」「お店の味みたい!」と感動のコメントが続々届きました。

〈フィリッポ〉で通販もしている看板メニューの「pizza s.t.g」。
〈フィリッポ〉で通販もしている看板メニューの「pizza s.t.g」。

パスタと同時進行で、冷凍ピッツァを調理。オーブンに入れる前に、「生地の耳の部分を霧吹きで湿らせると、パリッとふっくらに焼き上がります」と、和田シェフが冷凍ピザを美味しくするコツを伝授。冷凍ピッツァとは思えないほど、サクッモチッな生地の食感に。完成後は、参加者全員で「いただきます!」。食べながら、宮野さんがお茶講座をレクチャーしたり、山口さんが栽培しているミディトマト「華小町」の紹介をしたり、参加者と質疑応答をしたりと、和気あいあいとしたムードの中、スペシャルメニューのフルコースを楽しみました。

西武線沿線のおいしい魅力をたっぷり教えてもらいました!

西武線沿線で働き暮らすゲストの皆さんに、地元の魅力や沿線のお気に入りスポットなどを語っていただきました!
西武線沿線で働き暮らすゲストの皆さんに、地元の魅力や沿線のお気に入りスポットなどを語っていただきました!

イベントの最後に、参加者のみなさんに西武線沿線の魅力を語っていただきました。

和田シェフ「お店のある練馬区は、23区の中でも畑がたくさんあって緑も豊か。なかでも石神井公園エリアは畑が近くて新鮮でおいしい野菜が手に入るのも魅力。西武線沿線のお気に入りスポットは多摩湖。湖畔をサイクリングするのがすごく気持ちよくて、休日によく行きます」

池田シェフ「石神井公園の三宝寺池のほとりがのどかで好きですね。春は石神井川の桜もキレイだし、所沢にはメットライフドーム(西武ドーム)もあるし、とても暮らしやすい場所です」

山口さん「畑がある大泉学園エリアは、野菜の直売所がたくさんあって、牧場もあって、ワイナリーもある楽しくて魅力的な街。今回紹介した『華小町』も直売所で買えるので、ぜひお近くにいらしたら立ち寄ってください」

宮野さん「狭山茶は、日本三大茶のひとつに数えられるお茶の名産地。西武鉄道新宿線入曽駅にある〈宮野園〉では、お茶摘み体験やお茶体験も行っていますので、ぜひ狭山茶の美味しさを体験しに遊びにきてくださいね」

美味しい料理と一緒に、西武線沿線の魅力も味わえた充実のイベントとなりました。

★当日の様子はHanako公式インスタグラムのIGTVで動画公開中!
IGTV動画こちらをチェック